ハロヲタ備忘録として書き残しておく

ネガポジポジを観たヲタクの感想垂れ流し

ネガポジポジという舞台をご存知でしょうか。

つばきファクトリーハロプロ研修生が2016年に行った舞台です。

知り合いのつばきヲタクたちが「ネガポジポジはいいぞ」としきりにいっており、気になっていた舞台。先日ヲタク仲間たちと某ホテルに泊まり推し会というものをしたのですがその時にDVDを持ってきてくれてついに観ることになりました。

散々くだらない話をし、つばきのMVを見倒したあとの深夜3時頃から観ることになったネガポジポジ。

 

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あのコの前で、わたしはわたしを偽っている。

わたしの前で、あのコはあのコを偽っている。

ネガポジポジポジネガポジポジ‥

あの日、あのコが現れるまで、わたしたちは友達ではなかった。

 

ニッポン中が「バブル景気」に沸き立っていたあの時代から、未来の扉が見えなかった世紀末にかけて、彼女たちのいびつな成長や衰退を、「家族」のいる場所から綴っていくヘンテコオペレッタ

その名も「ネガポジポジ」

 

フライヤーのビジュアルを見るだけで伝わるアクの強さ。そんな舞台を仕事終わり遊んだあとの深夜から見るという。

結果的に言うと、すごくよかった。どれくらいよかったかというと推し会から帰ってきて通販でDVDをポチるくらいにはよかった。

この舞台は良い意味でも悪い意味でも観る人を選ぶ舞台だなと思った。ハマる人はとことんハマる。私みたいに。感覚としては『ゲキハロ』みたいだなぁと。モーニングさんたちが近年やっているような舞台とはちょっと異なる。小劇団のような演出たちだなと。私はどちらかというとゲキハロを観て育った世代なので世界に入りやすかったのかもしれない。すごくいい意味で「あぁ、劇だなぁ」と思う。

あとめちゃくちゃ歌を歌う。台詞や心情がメロディーに乗る。でもそれは歌という単体で聴くものではなく、台詞や心情として物語の中で歌われる。聴くではないような歌たち。それがまたこの舞台に合っていると思った。伝わりにくいか。

ヘンテコオペレッタという言葉がまさにこの舞台を表していると思う。

アンサンブルがめちゃくちゃ出てくるこの舞台。当時研修生に入ってすぐの川村文乃ちゃんと横山玲奈ちゃんもアンサンブルで出ています。文乃ちゃんのスタイルおばけっぷりと横ちゃんの笑顔っぷりは最高です。アンサンブルは影であり感情であり重要な一部。その子達がセットを動かし世界を作る。ABCのパターンで配役が変わる主役キャストたちがその中で生きていく。80年代後半の色味というか、世の空気というか。生々しいほどの女のコの友情の感情。バブルという時代に生きざるを得なかった二人の女の子のぶつかり合い。由美がしようとしたある事件をきっかけに少しずつ変わっていくりさの気持ち。

私が最初に観たのはCパターンでした。りさは小片リサ、由美は浅倉樹々。三女の舞は小野琴巳、四女のるみは西田汐里。

三女のおのことちゃんのテンションがツボだったな。真ん中っ子特有のローな感じというか。全然痛くなさそうな「あ、いたーい」そして四女の西田が良い。当時研修生に入ったばかりとは思えない堂々とした感じ。めちゃくちゃ歌えてるところもすごいけど、ゲキハロ時代の佳林ちゃんのような小生意気なちゃきちゃきっぷりなしゃべり方がとても良い。

りさという女の子は卑屈ででも変なところで前向き。ネガポジ。それを小片さんが演じているんですが、こんな姿初めて見たっていう新鮮さがある。若さなのかパワーがある。それが時代と相まっている。

由美はお洒落でお金持ちの女の子。バブルという時代に振り回された素直になれない女の子。樹々ちゃんが小片さんとぶつかるシーンがとても迫力あるものになっている。

この舞台はトリプルキャストで3パターンあり、配役が変わる。メンバーによって解釈が代わり、演技も変わり、印象も変わる。私が観たCパターンは「強かった」。言い合いをするシーンだけでなく相手への想いを秘めているときですら感情が強かった。そこからラストへの全力に繋がると思うと飯が美味かった(百合的な意味で)。

ここからはネタバレを含みながら感想や考察まがいを書いていきます。

 

 

まず結果的に言うと、百合じゃん

物語は由美が高校の同級生の家であったりさの家に泊まりにくることから始まる。劇中明かされることはないが、由美の父親の職業が不動産、バブルという背景、りさの母への花束と札束の贈り物から地上げをしようとしていたこと、そして由美が持ってきていた大量の油と新聞紙たちから由美は放火をしようとしていたことがわかる。りさに見つかり放火は未遂に終わるものの由美は姿をくらましてしまう。りさは何故由美が家に火をつけようとしたのかを一生懸命考える。考えるけど答えは出ないまま3年の月日が流れてしまう。3年後再び現れた由美はみすぼらしい格好で、憧れていたあの頃の由美ちゃんではなかった。…とまぁ、こんな感じでお話は進むんですけど、りさは由美が放火しようとしたことを誰にも言わなかったんですよね。3年後再び由美が万田家に現れた際、姉妹たちは由美を歓迎し、あの日は変だったねと由美が消えた失踪を知らないままの会話をしている。普通、放火未遂を起こされたらそれは事件で警察に連絡するし、家族にも伝える。でもりさはそうしなかった。誰にも話さず一人で由美の行動を考えていた。そこでなんでだろうってりさの心情を考えると捗ります。最初りさは由美ちゃんはお金持ちでお洒落で…卑屈な自分と比べていた。嫉妬と羨望の対象だった。その感情が由美のことを考えれば考えるほど変化していくんですよね。りさはポジティブに捉えようとする。「由美ちゃんは私と友達になりたかったんだ」と。りさは由美が羨ましかったし、由美はりさが羨ましい。うわべだけで本音が言えない付き合いをしていた二人はなかなか自分の気持ちが言えない。言えないからこそどんどん拗らせていく。なんでこんな気持ちなのか。なんでこんなに固執するのか。忘れることなくずっと思っていた思いが、物語の最後、再び由美が現れた3年後に爆発する。そりゃ私も「あああああああ、百合ですこれは百合ですわーーーーーーーーーーー」って叫びます。

感情をさらけ出し、ぶつかり合うシーンは惹き込まれる。どうしてなんで。どうして由美ちゃんは私の前に現れるの。なんでりさちゃんは私にこだわるの。答えが欲しい。自信が欲しい。二人の関係に確信が欲しい。

この物語には正解がない。逆に言えば答えはいくつもある。受け取り手の自由だ。どうしてって思って考えて出した解釈が正解だ。考えれば考えるほど楽しい舞台。

こたつに入る由美とりさの姿、3パターンとも全然違うので全部見てってなります。

最後はこの言葉で締めさせてもらいますね。ネガポジポジはいいぞ

娘。秋ツアーの感想とか

モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2017秋~We are MORNING MUSUME。~に行ってきました。35公演中計18公演の観賞となりました。

今回のツアーは、いつもあるAパターンBパターンに加え、20周年ということで過去のアルバム及び派生ユニットを含めた回替わりが9パターンあるというなんともすごいセットリストでした。本当にメンバーお疲れ様です。初めてのツアーでこれやり遂げる森戸ちぃちゃんやばい。13期も1年目なのにやばい。もちろん全員やばい。

そんなわけでセットリストと一緒に曲ごとの感想も書いていこうと思います。どの公演でのっていう詳しいレポとかではないですし、ツアー前半の回替わりとか記憶が薄くなってる部分もあります。あと基本的に工藤さんのことばかりになると思いますのでご了承を。

 

OPVTR

ちぃちゃんの挑戦的な目から加入の若い順に紹介V。あかねちんの外ハネがかわいい。小田→工藤へのハイタッチがとても好きでした。横浜からショートverになってそこがカットされたのは残念である。譜久村リーダーが歩いてるを口ずさみ始めるのはなんだろう愛がある。あと単純にこの衣装好き。

01.わがまま 気のまま 愛のジョーク

マント付きの赤い衣装で全員横並びで立つ姿がかっこいい。初っ端で定番曲なので女子たちのキャーが多かった。この曲工藤さん、パート増えたんだよなぁ…って出だしから感慨深くなる。あと愛されたい!の前の煽りの工藤さんが高ぶってて「セイ!」が「ヘイ!」「フェイ!」に聞こえるときもあってかわいい。

02.ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番(新曲/12/6発売「⑮Thank you,too」収録)

2曲目にいきなり未発表曲。サビ終わりの「もっと見つめて」を牧野羽賀横山森戸でやるんですけど、四者四様で良い。生田さんのソロパート後のマントファッサーが好き。ビハインドの工藤さんが軽くファルススイッチ入ったちょっと悪そうな顔で好きです。ちゅるちゅるが癖になる。2番Bメロのちぇるちぇるもいい。
03.気まぐれプリンセス

イントロのオイッオイ!を煽る工藤さんが跳ねててもうすでに楽しそうなんだな。ナルシスカマってちゃんとこの気まプリの落ちサビがどちらも譜久村さんなんですけど、個人的には譜久村さんが支配してるこの空間をミズキングタイムって呼んでる。落ちサビ明けのパァーンって弾けるところで工藤さんがハイキックするのかっこいい。あとセクシープリンセス腰つきが進化してた。
04.THE マンパワー!!!(updated)

一旦捌けて衣装チェンジ。布なくなるの早くない?ラストのマンパワー連呼のときビジョンに工藤さんがゆっくり映っていくんですけど、あんなに虚空を見つめるアンニュイなマンパワーってある?と思ったら悪そうにニヤリって笑ってマンパワー。すごいなマンパワー。譜久村ヲタクに聞いた「拍手をしたり」のふくちゃんがまるでどうぶつの森で魚をつり上げたときみたいにパチパチしてるっていうのが気になる。
05.What is LOVE?

ここでこの曲持ってくるともうラストスパート感がすごい。オイオイを跳ねながら煽る工藤さんが汗だくだしもう楽しい。ネセサリーハルちゃんが見れるのも最後だったんだなぁって。このパートをこんなに工藤色で決められるのすごいなって、黄色い声たちを聞きながら。ラストのサビでふくちゃんとハルちゃんが肩組んで歌ってて、そこがすごく好きだった。汗だくの二人がノリノリで。あと譜久村さんが最後「センキュー!」って言うからやっぱりもう本編終わりだよ。
MC1
06.邪魔しないで Here We Go!

工藤さんからの曲振りで始まる新曲。『思ったことを“口にした”』の工藤さんの首の動きがなんかツボで好き。あとサビの『遅いから』のとこの素早い手。こういうダンスもかっこよく決められるようになったんだねぇって耽りながら見てた。間奏明けの工藤さんの『邪魔しないで Here We Go』→まーパートのところ、切なげに歌うまーちゃんを振りほどくようにそっぽを向く、髪の毛が顔に掛かって表情が読めなくなってる工藤さんがミステリアスでとても好き。
07.CHO DAI(新曲/12/6発売「⑮Thank you,too」収録)

つんちゃんまた変態曲作ったな!って思った(褒め言葉)たぶんみんな好きだと思うけど潤いハルちゃんが好き。ソロパートの低音ボイスがあってからのヒカリ潤いすごい未来の乙女ハルちゃんだからな。ミズキングタイムからのどぅーさくのハモリパートがとても良すぎて良すぎて。工藤さんのアルトボイスがすごく活かされる小田ちゃんとのハモがすごくすごく好き。
08.私のなんにもわかっちゃない(12/6発売「⑮Thank you,too」収録)

工藤さん、1番Aメロの『からかってんじゃない』ってところ、なんか最初の『何もわかっちゃない』よりなんか開き気味になってる右手が好き(細かい) 『感じられる 感じられるから』のところの腰つき、メンバーによってセクシー度が変わるから面白い。
09.弩級のゴーサイン(11/21武道館~カット)

歌メンとダンスメンに分かれての新曲。ひたすらに爽やかで楽しい。『行っちゃう“ぞ”』で跳ぶのが楽しい。サビのゴーサインでひょこひょこしながら指差ししてる工藤さんが無邪気で楽しそうでかわいくてめっちゃ好きだった。落ちメロのところの『上手い具合暮らしたい』を『美味い美味い食わしたい』って聞いてて食堂のおばちゃんかなって思ってたことを謝りたい。その部分で階段から一人ずつ降りてくる歌メンにダンスメンが一人ずつ付いていくの、なんかポケモンとかデジモンのパートナーって感じがして好きだった。ダンスメンの体力すごいな。組体操のてっぺんでにっこにこの横ちゃんかわいい。なぁ、こんな楽しい新曲をなんでカットしてもうたんや。。。ダンスメンの体力的にアクロバットもあるししょうがないのかもしれんけどさ。。。惜しい。ジャンプするときにっこにこの工藤さんが好きだったから本当に惜しい。

VTR(モーニング娘。振り返り)

当時のライブ映像で振り返り。9期以降は初ステージの自己紹介映像が流れます。ロリボブハルちゃんがかわいすぎてかわいすぎて。懐かしいなぁ。かえでぃーが紹介されたときの武道館のどよめきと祝福の拍手は何度見ても胸にくる。
10.愛の種 ※11/3横浜~ 20th Anniversary Ver.

すべてはここから始まったという振りで始まる愛の種の爽やかなイントロ。横浜からは20th Anniversaty Ver.になりましたが、前半はハロコンで披露したときみたいに歌いだしかえでぃーで一人ずつソロパートがありました。『夢を磨く』の肩の入り方と『不安はもう解けてるから』の工藤さんのぴょんぴょん具合が好き。あとサビの『さあ』とかでちょいちょい前のverの振り付けが抜けてない工藤さんが好きです。
11~14.回替わり

後半で回替わりごとに書いています。
MC2(3人)
☆.五線譜のたすき(新曲/11/30リリースデジタルシングル・11/21武道館~)

武道館で聴いて、とてもいい曲だなと。記念ソングはつんくさんがよかったという声も多いけれど、この曲のこの歌詞の通り、新しい世代で引き継いでいくことの大事さや重みは確かにあるのではと。譜久村リーダーの『どれほど』で引き締まる。手を差し出す振りのときにその手を大事そうに笑顔で見つめる横山ちゃんがいい表情だった。
15.回替わり

こちらも後半に書いています。
16.メDoレー

工藤さんがセンターでなんか支配する感じでミステリアスでかっこいいアレンジから何が始まるのかと思いきや猫!工藤キャットが支配する世界から始まりますこのメドレー。
セクシーキャットの演説

工藤さんパートが多い2番から始まります。やっぱり何度見ても工藤キャットの手くるくるニャーは速い。ステージ真ん中に譜久村工藤小田って並ぶと強いって思います。
君さえ居れば何も要らない(updated)

石田さんの『目をキラキラさせて僕に語った君の将来図は』から始まるんですけど、その歌詞と石田さんの目とその震えるような愛しさ溢れる差し出す手がもう泣ける。
~ A B C D E-cha E-chaしたい

待ってました念願のDoジャンプ。Doジャンプ以外のパートも増えてるからますます楽しいし嬉しい。アッオーの工藤さんが何気に好きです。上段で楽しそうにDoジャンプをしてる後輩たちもかわいい。
~ What's Up?愛はどうなのよ~

愛の力でみんな力こぶを作ってるのに脇が締まってギュってしてるふくちゃんがかわいい。ラップ部分で弾ける工藤さんかわいい。工藤さんパートの『愛はここにある』ってファンがいっぱいいるコンサート会場で笑顔で歌うのがすごく好き。
~ NATURE IS GOOD!

工藤さんがチャリンコぶっ飛ばしてステージ上を駆け回る曲。ずっと工藤さんで聴きたいって言ってきた曲だったので本当に嬉しかった。なによりも本人が楽しそうで楽しそうでそれがまた楽しい。13期を引き連れてる姿に教育係ィ…ってなり、毎回あかねちんに角生やして、ちぃちゃんと笑い合って。後輩と戯れるハルちゃんがもうかわいくてかわいくてたまらんのじゃ。個人的にずっと工藤さんに歌ってほしいって言い続けていた曲で、しかも本当にメインで歌ってくれてヲタクは嬉しいです。
~ Be Alive

楽しい曲から一転、胸にくる曲へ。演出がまたずるい。ビジョンにオレンジの星があって、その周りにそれぞれメンバーカラーの星があって。旅立つオレンジの星を送り出すように囲む。ビアラでそれをやるのはずるい。
MC3(煽り)

Aパターン
17.ジェラシー ジェラシー

ジェラジェラジェラッちゃいたいのにショートだからリッチヤングがない!無念!ラップパートのところで、横ちゃんとふくちゃんがノリノリ合戦してるの子犬と大型犬がじゃれあってるみたいで鬼のようにかわいいんですけどその直後にミズキングタイム建国する譜久村さんのギャップ凄まじい。
18.One・Two・Three(updated)

この曲も歌割増えたなぁ。Aメロ終わりのハッハッハッハって吐息を工藤小田が背中合わせでするところが何気に好きだったな。ラスサビの『大好き』でハートを描く工藤さんが好き。
19.青春Say A-HA(12/6発売「⑮Thank you,too」収録、11/5結城~カット)

大好きアハアハがカットになったのは許さないゾ!『少々まとまった顔立ち』って歌詞を工藤さんと真莉愛が歌うの正義すぎる。歌詞とメンバーがリンクしてるの好きなんですよね。コミカルな振り付けしてる横ちゃんがかわいい。
20.Oh my wish![ダンス:生田・石田・加賀・森戸](11/23豊橋~カット)

初のセンター曲をカットするなんて…。ダンスメンが鞘師リスぺクターの加賀森戸になったの、なんか熱いですよね。香音ちゃんが卒業後、メインがふくどぅーになったんですけどなんだろう、ふくどぅーがモーニング娘。を従えてるっていう図が個人的にきてしまうですよね。願わくばもっと見たかった。サビの最後の工藤さんのウインクは健在で最高でした。
21.ドッカ~ン カプリッチオ

まさかのドッカ~ンフル。しかし両手両足広げてドッカーンしてる工藤さんがかわいいので無問題。大の字ジャンプしてる工藤さんはほんとハルちゃんって感じで至高ですね。世界が平和になる。
MC4(今日の感想・譜久村指名メンバー)
22.ENDLESS SKY

この卒業ツアーでこの曲は反則すぎる。泣くわけないでしょじゃない。泣くしかないでしょじゃん。でもこの曲を堪えながらも笑顔で歌ってた工藤さんは強い。この空は続いてるんだよ。

Bパターン

17.友(11/27愛知~カット)

後半戦盛り上がって行きましょう!からの友のピアノイントロはズコーッてなったけど、10期が「ずっと仲間だろ」って歌ってるのは泣けるじゃん。ずるいじゃん。なんでカットなん???
18.スカッとMy Heart(11/3横浜~カット)

ハルちゃんの運命的だなんて好きなので嬉しかったです。でもカッry
19.この地球の平和を本気で願ってるんだよ!

Aメロで階段部分で縦に並んでるハルちゃんがあかねちんのお尻触ってたりしてて毎度楽しそうでした。キラキラ笑顔で掲げたその手で元気な未来を掴んでほしい。
20.泡沫サタデーナイト![DJ回替わり]

いくどぅーパートで工藤→生田でなにかすると先輩大好き舎弟感出て、生田→工藤でなにかすると可愛がってる後輩って感じでなんかもう好きィ!やっぱり泡沫は楽しい。無条件で楽しい。加賀横山森戸のDJがかわいい。ホールコンラストの山口ではDJ工藤で俺の煮物で元気になれてよかった!!
21.Happy Night

『わぁーあ、あーあ』みたいなところではしゃいでる年上たちがかわいすぎる。ダーリンで指差しして無邪気なのも。Aメロまーどぅーパートで二人の間で毎回笑顔でハート作ったりなんかしてる石田さんかわいい。そのあと段差上の小田ちゃんとはーちんのところ行ってなんか変なこと言って?笑かして満足げに笑う工藤さんが愛しい。
MC4(今日の感想・譜久村指名メンバー)
22.ここにいるぜぇ!

間奏で工藤さんが「コール&レスポンス!」って言うんですけど、毎回「ポォ↑ンスッ!」って弾けすぎてて最高でした。
アンコール
23.若いんだし!

アンコール明け、白い衣装で若いんだし!はずるいんだし!このツアー中、別に企画とかあったわけでもなくオレンジに染まる空間も多くて、愛に溢れてるなぁって。この曲爽やかなんだよね。工藤さんに似合ってて。Do!ではちゃめちゃに笑顔な工藤さんがただただ愛しくて、その笑顔が未来永劫続きますようにって願うよ。
MC5
24.涙ッチ

最後に涙ッチ持ってくるとは。期ごとで歌うから、それも胸に来て。2番のサビ、『ガキの頃みたくまっすぐに』で石田さんが工藤さんの髪の毛くしゃくしゃにして可愛がるんですけど、ガキの頃から知ってるからこそのそういう関係が好きででももう最後なんだよなって思うと寂しくて。溢るる感情抑えちゃならん工藤さんが毎回感情爆発させて叫んでたの大好き。みんなで大合唱で終わるコンサートっていいですね。

 

【回替わり曲】
1パターン(1st&2ndアルバム)
11.Good Morning/尾形・野中・牧野・羽賀・加賀・横山・森戸
12.サマーナイトタウン/譜久村・生田・飯窪・石田・佐藤・工藤・小田
13.NIGHT OF TOKYO CITY
14.抱いてHOLD ON ME!

初期曲は懐かしさの極み。Good Morningの爽やかさと12・13・14期の爽やかさがマッチしててすごく清涼。サマナイはGRADATION以来だけれどあの頃よりもバツグンに大人っぽくなっててかっちょいい。セカモーからのNOTCはまさかで小田ちゃんの印象が強い。DHOMはあかねちんの「ねぇ笑って」が闇ねちんで最高にゾクゾクしたよ!

2パターン(7th&8thアルバム)
11.パープルウインド
12.Be ポジティブ!
13.大阪 恋の歌
14.Ambitious!野心的でいいじゃん

この衣装で出てきたとき「あ、なんかパープルウインド(レインボー7コン)歌いそうだな」って思ってたら本当にきたので笑ってしまった。好きだから嬉しかったし、サビの腕回すとこ懐かしかった。そしてずっとずっとずっと待ってたBeポジ!!!!!ハルちゃんのビッビビーポージティブがかわいすぎる。大阪恋の歌のはーちんのセリフよかったな。邪魔しないでとはまた違った言い方ですごくよかった。

3パターン(11th&12thアルバム)
11.女と男のララバイゲーム
12.1から10まで愛してほしい/譜久村・生田・飯窪・石田・小田・尾形
13.My Way ~女子校花道~/佐藤・工藤・野中・牧野・羽賀・加賀・横山・森戸
14.OK YEAH!

小田ちゃんのでーーーーーーもねの支配力。1から10までの譜久村さんがかわいすぎる問題。うぅーいえー。こういうかわいい振り付け好きだし、年上メンがこの振りをやるのがまたかわいい。JK組による女子校花道とか楽しいに決まってた。シュッシュッし合ってるのかわいい。OKはYEAHだよ。

4パターン(3rd&4thアルバム)
11.DANCEするのだ!/譜久村・飯窪・小田・尾形・加賀・森戸
12.いいことある記念の瞬間/生田・石田・佐藤・工藤・野中・牧野・羽賀・横山
13.本気で熱いテーマソング
14.Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~[男役:生田・工藤・牧野]

JUMP JUMPするのだの足踏みがかわいい。個人的に初めて買ったアルバムこと4thからの選曲が多くて嬉しかったです。いいことある記念の瞬間のコミカルな振り付けが合う合うーっ!ほんとかわいいんだよなぁこの曲。本気で熱いテーマソングとか何年ぶりよって思うし、本音を言えばもっと会場全体盛り上がりたかった。そしてミスムンですよ。女子たちのキャーがすごい。ハル王子、ほんのちょこっと大人になってて良かったです。

5パターン(9th&10thアルバム)
11.なんちゃって恋愛
12.悲しみトワイライト
13.元気ピカッピカッ!
14.みかん

トワイライトの工藤さんかっこよすぎて当時の衣装着てほしさしかない。ピカッピカッのイントロで弾けるところでみんなの弾けスイッチ入って途端に明るくなるのいい。そこからのみかんもいい。テンション上がった工藤さんが人生は1回を両手でして人生2回になってたのもかわいい。

6パターン(派生ユニット①)
11.恋をしちゃいました!(タンポポ)/譜久村・牧野・横山・森戸
12.BABY! 恋にKNOCK OUT!(プッチモニ)/石田・小田・野中
13.友情~心のブスにはならねぇ!~(モーニング娘。おとめ組)/生田・飯窪・佐藤・工藤・尾形・羽賀・加賀
14.僕らが生きる MY ASIA(モーニング娘。誕生10年記念隊)

恋しちゃのメンバーが最強すぎて異論が出ない。かわいいの塊。ピョンピョン跳ねてる真莉愛かわいすぎる。ベベ恋のイントロでの沸き具合。だーさくちぇるよいね。全体的に会場が青みで。心のブスの出だしがあかねちんなの最高だし、MY ASIAでもあかねちん出だしですごくよかった。工藤さんが心のブスを歌う機会多かったな。U CAN DOでジャンプできて楽しかったです。

7パターン(5th&6thアルバム)
11.浪漫~MY DEAR BOY~
12.「すっごい仲間」/飯窪・佐藤・工藤・尾形・野中・牧野・羽賀・加賀・横山・森戸
13.独占欲/譜久村・生田・石田・小田
14.Do it! Now

浪漫の工藤“私が守るわ”遥さんかっこよすぎるでしょ。GRADATIONのときいいパートもらったなって印象が強くて、だから今回もまた観ることできて本当によかった。全体的にあの頃よりもさらにかっこよくなってたな。すっごい仲間のキーポンッダンス!とか跳ねてるアウトロとか楽しかった。独占欲は控えめに申し上げてあの頃よりもエロかった。大人の色香漂いすぎでしょ。物語3章くらい始まってるでしょ。ラスト、ビジョンに映る小田譜久村の伏し目横顔が優勝。DINは今の娘。に合うなぁって。工藤さん、未来行きの切符手にしたんだなぁ。

8パターン(13th&14thアルバム)
11.時空を超え 宇宙を超え
12.ゼロから始まる青春
13.地球が泣いている
14.君の代わりは居やしない

トキソラのメロディーと衣装が相まって綺麗な空間でした。その流れかつこのタイミングでゼロ青はずるい。可能性がゼロじゃないなら勝負してみたくなるのも人生だもんね。山口で「気持ち届かない人もいるさ」で工藤さんのほっぺつんするまーちゃんかわいかったです。工藤石田の君の代わりは居やしないも見納めだったんだな。身長差が好きだった。

9パターン(派生ユニット②)
11.王子様と雪の夜(タンポポ)/生田・飯窪・尾形・加賀
12.晴れ 雨 のち スキ?(モーニング娘。さくら組)/譜久村・石田・小田・野中・牧野・横山・森戸
13.ちょこっとLOVE(プッチモニ)/佐藤・工藤・羽賀
14.未知なる未来へ(モーニング娘。誕生10年記念隊)

生田さんの綺麗なお姉さん感がやばい王子様と雪の夜さくら組の横ちゃんかわいすぎだし、譜久村小田の絶対的安心感。ちょこラブでまーねちんに挟まれて笑ってる工藤さんって空間が愛しい。○○○してるこの3人がかわいかった。

【12/6発売「⑮Thank you,too」収録曲】
15-a.Style of my love(新曲)/飯窪・小田・牧野

この曲、初めて見たときから好きって気持ちしかない。小田さんに「愛の申し子」と歌わせるのがすごく好き。飯窪さんの歌妙に引き込まれるんですよね。落ちサビの真莉愛の一生懸命さと、小田さんの余裕さが対照的でとてもよい。
15-b.もう 我慢できないわ~Love ice cream~(新曲)/尾形・羽賀・加賀・横山

かわいい。かわいいのに音がかっこいい。アイスクリームに恋する女の子の歌なんですけど、ロック。ベースを弾いてる振りがかわいくて好きです。もう我慢できないわの振りで待機してるメンバーがなんかかわいい。
15-c.恋は時に(新曲)/譜久村・生田・石田・佐藤・工藤・野中・森戸

回替わりの中で一番見たのかな。心に沁みる歌。『少し寂しすぎるっしょ』って口調がつんちゃんだなぁって思う。女優顔してる工藤さんが好き。最後のクラップで楽しそうで未来が拓けていくイメージ。

 

A:B=8:10

①:②:③=2:1:2

④:⑤:⑥=2:2:3

⑦:⑧:⑨=2:1:2

SP(武道館)=1

a:b:c=5:6:7

パターンごとに分けると私が見た公演はこういう感じ。一回しか見れなかったのもあるけれど、一応全部の回替わりは見れたのでよかったです。こんな感じで回替わりが9つもあるならもっと死に物狂いで入ってたけど、そうなると生きていけないのでこれでよかったです。私が持ってる最大限のパフォーマンス(ヲタ活)でした。

今回、覚える曲も多くてメンバーは本当に大変だったと思うけど、当時の思い出とかいろいろ思い出したり重ねたりできて嬉しかったし、なによりその曲ごとで自分たちの歌にしてみせた現メンバーたちを見れて楽しかったです。20周年記念コンサート、本当にありがとうございました。

そして工藤さん。こんなに愛されているんだなってことを実感できるコンサート、他にないと思う。キラキラ笑顔で歌って踊って、そんな姿をたくさん見せてくれてありがとう。この空は続いているので、安心して夢を叶えに行ってください。思い出をありがとう。

ホールコンラストを終えて

2017年9月23日から始まったモーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー 2017秋~We are MORNING MUSUME。~が、12/3の山口公演で終わりました。残すはついに来週の武道館、工藤遥卒業スペシャルのみです。早い。卒業発表されてから、秋ツアーが始まってからが本当に早い。

このツアー、本当に回替わりの曲数が多くてメンバーもスタッフも大変だったと思うんです。それでもやってしまうのがすごくて、20周年の本気だなと。

簡単に言うとよくある終盤部分が替わるAパターンBパターンや少人数ユニットの未発表曲(のちに新アルバム曲の収録曲と告知)の回替わりに加え、中盤にある過去のアルバムや派生ユニット曲部分が9パターンもあったんです。本当にすごい。本当に楽しかった。

このツアーは20周年であり、そしてなにより工藤遥卒業って感じの演出たちでした。旅立つ人と、それを送り出す人。それが本当に嬉しくて眩しくて寂しくて、愛されているんだなぁと感じました。

この素敵な空間をもっと楽しみたい。この時間がただただ無限にループしてほしい。だけどそれは叶わぬ願いで、確かに3ヶ月の月日は流れてしまった。

9/24 座間夜

9/30 桐生昼・夜

10/5 川口

10/14 福岡昼

10/15 福岡昼・夜

10/28 岡山昼・夜

10/29 高松

11/3 横浜昼・夜

11/21 武道館

11/25 浜松昼・夜

12/2 広島昼・夜

12/3 山口

私が行ったのは計18公演。どれも本当に本当に楽しかった。

元々福岡県民だった私は、年に2回春と秋に福岡に来てくれたときにコンサートを見れるって感じだったんです。年に2回の昼夜公演なので計4公演、それがすごく嬉しくて楽しくて、毎年春と秋のツアー日程を楽しみにして、福岡公演の日を糧に毎日を過ごして、半年ぶりに見るモーニング娘。を楽しんで。そんな生活をしていたのですが、あるとき「もっと見たい」と思ったんです。もっともっとコンサートを見たい。そのきっかけをくれたのは工藤遥だったんです。その頃の工藤さんは所謂後列メンでした。歌割は少なく、ほぼユニゾン。でも彼女はコンサート中とにかく笑顔だった。汗だくで、後半はちょっときつそうになりながらも一生懸命に踊っていた。でもそういう姿は歌割がないからDVDになってもあまり収録されない。そんなのはもったいない。だから私は生でこの目でもっともっと見たい。

そう思って卒コン以外で遠征をしたのはミチシゲイレブンSOULが初めてでした。と言っても、福岡から比較的近くさらに福岡公演の前日だった広島だったので遠征らしい遠征ではないのですが、初めて行く土地と初めての公演とで、すごくワクワクしたのを今でも覚えています。加えて席が笑えるくらい前で緊張していたことも。

そこで見たのはキラキラ光りながら歌い踊る工藤さん。日替わりで野球帽が変わったりしてたのも懐かしい。

それからは年に2回4公演の福岡に加え広島も行くようになり年に4回8公演、そこからさらに武道館なんかの大箱での遠征もするようになり、単独以外ではひなフェス遠征も毎年するようになったし、工藤さんの地元の埼玉、大阪や高松岡山なんかも行くようになって。工藤さんがどんどん成長して、少しずつ少しずつ歌割とか見せ場が増っていって、そして私はそんな姿がもっと見たいとどんどんいろんな土地に行って。苦手だった飛行機も乗れるようになったり、去年の春上京してからはさらにその世界も広がって。

新潟・石川・長野・群馬・栃木・千葉・埼玉・東京・神奈川・静岡・京都・大阪・岡山・広島・山口・香川・福岡・大分・熊本・鹿児島の計20都府県かな。工藤さんに連れて行ってもらった場所。たぶん、出逢っていなかったらきっと行くこともなかっただろう場所。日本にはこんなに素敵な場所があるんだなと知れて、いつか日本全国47都道府県を制覇してみたいという夢も出来ました。

まだまだ行きたい場所はたくさんある。けれど次からはもう工藤さんはいない。それがすごく寂しい。

毎年春と秋にツアーがあって、ツアーが始まれば毎週末どこかでキラキラ歌い踊る彼女を見ることが出来て。それがどれだけ幸せなことだったのか、それをすごく痛感している。明日がないわけじゃない。でも工藤さんがいる明日はもうあと何日かしかない。

この間の日曜日、飛行機から降りて空港でヲタク友達とバイバイをしたとき、私はそれを実感してしまって泣いてしまった。今まで普通に交わしていた「また明日」「またどこどこで」そうやってさよならを出来る幸せ。

まるで工藤さんと今生の別れみたいな言い草になってしまってますが、決してそんなわけではないし、有難いことに工藤さんは今後も女優として芸能活動を続けてくれるわけで、金輪際見れなくなるわけではないのに。それでも寂しい。私はコンサートで歌い踊り笑うモーニング娘。工藤遥がどうしようもなく好きで、そんな工藤さんを追いかけて日本全国あちこちに行くのも好きだった。絶対的好きと圧倒的好きと、そこにいてくれる安心感。

2年半前、広島で工藤さんが体調不良で公演の途中から抜け、アンコ明けに戻ってきたもののフラフラで、夜公演欠席というときがあった。その夜公演、他のメンバーに申し訳なくなるくらい工藤さんが気がかりで、全力で楽しめず、私は本当に工藤さんが好きなのだと痛感させられた。工藤さんの体調不良での欠席は、何度か経験していたのにも関わらず。工藤さんがいないモーニング娘。を見るのがこんなにもつらいなんてと。コンサート中、私は「ロックオン型」の観賞タイプで、推しをひたすら追いかけて見るタイプなんですね。だから余計にいない空間を追ってしまって。

今度からは工藤さんのいないモーニング娘。になる。果たしてどうなっているんだろうか。寂しくて、でもどこか新鮮で楽しめるであろうことに期待もしていて。

 

2011年秋に加入して、2012春のウルトラスマートから始まった工藤さんのコンサートツアーの歴史。2017秋が最後で、計12回のツアー。ナルチカや海外公演、ハロコンやひなフェス、イベントを含めればどれだけ歌ってきたんだろう。全部を追いかけたわけではないけれど、どれもが楽しかった。大事にしたい思い出たち。

工藤さんは今回のツアー中、度々ファンへの感謝を口にしてくれた。でもそれはこっちのセリフで、どれだけの思い出をくれたと思ってるんだ。どれだけ毎日を楽しく過ごせたと思ってるんだ。ありがとうしか出てこない。

一ファンとして願うことは、このいろんなコンサートでの思い出をどうか忘れないでほしい。これからの生活で、少しでも励みになってくれたらなと思う。

20周年記念ソングの五線譜のたすきに「どれほど淋しさを感じても私たちは愛し愛されているんだと」という歌詞がある。きっと私たちファンに見えないところでたくさんの悩みや葛藤で自信がなくなる日もあったと思う。でも、コンサートをやれば、たくさんのファンが目の前に、すぐそこに確かにいる。ファンはオレンジ色のTシャツやオレンジ色のペンライトで愛を伝えて、それを見て笑顔を返してくれる。この好きが溢れているのがコンサートの好きなところだった。それがもう出来ないのは寂しい。 

 女優さんになればきっとこういう目に見えたファンの応援の形は見れなくなると思う。寂しさも感じるかもしれない。それでもあなたを好きな人は必ずどこかにいるからと、あの一面のオレンジの景色を忘れないでいてくれたらなと、ファンは思うのです。

とあるハロヲタが苦手意識のあったアップアップガールズ(仮)にハマるまで

アップアップガールズ(仮)をご存知でしょうか。

ハロプロエッグを解雇された7人組のアイドルグループ。大雑把に紹介するとこんな感じ。

ハロプロとは事務所は同じ*1でありながら非ハロー!プロジェクトのアイドル。

メンバーの森咲樹さん曰く「アップフロントが東京都だとすると、ハロプロが23区で、アプガは稲城市」だそうです。

今日はそんなアップアップガールズ(仮)さん、通称アプガについて書いていこうと思います。

 冒頭から早速書いてしまいますが、正直少し前までアプガさんのことは苦手でした。

私はどうしようもないハロヲタで圧倒的ハロー!プロジェクト贔屓です。他のアイドルを見聞きしない人種です。テレビとかでたまたま見てもふーん程度。だから元エッグでありつつも非ハロであるアプガさんのことを好きになることはなかったんです。むしろちょっと苦手だった。なーんでだか受け付けなかったんですね。結成を聞いたときは元エッグだし、「ほぉー、がんばって欲しいなぁ」だったんですが、それからちょっとずつ関心がなくなって。結成時メンバー個々についてはどう思っていたのかというと、以下こんな感じ。

仙石みなみ(赤)…音楽ガッタス、舞台Berryz工房 VS Berryz工房にも出演し、結構推されていた人。

古川小夏(ピンク)…℃-ute DVDマガジンvol.3に出てた人。

森咲樹(緑)…ともいき木を植えたいの人。おっきい。

佐藤綾乃(紫)…エッグ時代はあまり印象にない。ギャルっぽい人。

佐保明梨(黄)…古川さん同様℃-ute Dマガに出てた人。しゅごキャラエッグ、あぁ!に選ばれるなどかなり推されてた人。

関根梓(オレンジ)…エッグ時代はあまり印象にないPart 2の人。真野ちゃんのバックダンサーで名前は見たことある。

新井愛瞳(青)…めがね掛けてたちっちゃい子。

だいたいこんなイメージでした。佐藤さんと関根さんについては顔と名前が一致していない状態。

昔は地方在宅にとってハロプロエッグDohhh UP!という動画サイトかハロコンDVDのバックダンサーでくらいしか見る機会がなく、新人公演のDVDもエッグ専ヲタでもなかった自分は買うこともなく、真野ちゃんのバックダンサーで選抜されるか、ハロの先輩たちの舞台なんかで選抜されたら名前と顔が一致できるようになる。くらいでした。

そんな雑なイメージでしかなかったせいか、結成されてから数年経ってもあまり興味が沸くことがありませんでした。

ハロコンやひなフェス、カウコンなどで一時期アプガがゲスト出演することが割とありましたが、曲もあまり知らないし、メンバーに興味が沸かなかったので「とりあえずこの中で一番知っている仙石さんの色である赤でも振っておくかー」くらいで見ていました。今思うと本当にメンバーにも失礼だしもったいないんですけど、あの頃はついていけなかったんです。

当時のアプガのイメージは「なにを目指しているのかわからないグループ」でした。

アイドルがあまりしないことを攻めていくというコンセプトだったのかはわかりませんが、自衛隊教練体験だの富士山登頂ライブだのホノルルマラソンだの、どこを目指してるんだろう…と思っていました。ちょっと引いた目で。

楽曲についてもファーストインプレッションは「何を言っているのかわからない早口で地下アイドルっぽい曲」でした。地下アイドルもなにも知らないヲタが何を言ってるんだって話なんですけど。たぶん初めてアプガの曲を聴いたのは『チョッパー☆チョッパー』という曲ですかね。ワーワー言いながら自分たちが楽しんで自分たちの世界で完結してる。なんかそんなイメージだったんです。その後しばらくして次に聴いたのが『(仮)は返すぜ☆be your soul』だったかな。それもやはりこっち側が置いてけぼりの世界といいますか。興味というプラスの感情がなかったから温度差を感じてしまったんですね。あとハロヲタのノリと楽曲のノリが合わなかった。実際に「ハロプロとは違うことをしていく」をコンセプトにしていたそうですから、楽曲もそのようにしていたのかもしれません。

だからゲストとしてハローのステージに出てきても、楽しむというよりはただただ見るに終始して終わる。楽しんだもん勝ちなはずなのに楽しもうとしなかった。

 

では何がきっかけでそれが一転したのか。

答えは単純です。アプガを好きな人が身近にいたから

そう、これだけなんです。入口の扉まで案内してくれたのはアプガヲタだったんです。

去年の4月から私はヲタクとルームシェアを始めました。この人がハロヲタ兼アプガヲタだったんですね。身近にいる人がとある物を好きと公言していると、それを意識して見るようになる。好意的な目で見始める。単純なんですけど、それがきっかけでした。一度プラスの感情を少しでも持ってみると世界はがらりと変わりました。

まず佐藤さんと関根さんの区別がつくようになりました。私にとっては大きな第一歩です。

このヲタク、私をアプガに引き込む気満々だったようで2016年7月3日にZepp DiverCityで行われたアップアップガールズ(仮)Zepp ツアー “The Seven PARTY LIVE Alien”に連れていかれました。

知ってる曲は数曲程度。ほぼほぼ知らない状態で入りました。終演後の私「楽しかった…なにこれ楽しかった…!」

今までカウコンとかで見てこれどうやってノッたらいいんだろうって思ってた曲も、周りにお手本がいればノリ方がわかって楽しかった。楽しみ方さえ覚えればあとは楽しいだけ。

アプガのノリって、多少ハロとは違うノリ方もあると思うんです。オイオイ言ったりメンバーの名前をコールするのは一緒です。曲のポイントに合わせてジャンプするのも一緒です。でもビリーズブートキャンプみたいなエクササイズかな?っていう盛り上がり方のある曲もあったりします。見知らぬヲタたちと肩を組んだり、円陣を作るときもあります。たぶん一人だったら心許なく、疎外感を感じていたのかもしれない。けれど隣にはヲタクがいる。おかげでとても楽しかった。

たぶん、私がアプガさんに対して抱いていた苦手意識とはこの独特感。ハロヲタ的には馴染みのなかったノリ。世界と世界の壁。でもその壁は勝手にヲタクがイメージで作ってしまったものであって、蓋を開けてみれば全然そんなものはなく、今では隣が誰であろうが肩を組む。笑い合って盛り上がる。

あと、個人的なこととしてなんですが、元メロンヲタとして「お願い魅惑のターゲット」という曲をアプガがカバーしてくれて、あの当時の盛り上がりがアプガ現場でも出来るっていうのが大きかったと思います。あの当時を知っているヲタクも、知らないヲタクもちゃんとあのときと同じように盛り上がってる。それが嬉しかった。

 

長々と書いてきましたが、私が言いたいことは「楽しんだもん勝ち」ということです。楽しみ方がわからないなら学べばいい。周りはお手本だらけ。どうせなら楽しんだ方がラッキー。

この秋、仙石みなみさんと佐藤綾乃さんが卒業します。佐藤さんに関しては引退します。9月15日が7人最後の単独ライブです。ハローが好きでエッグになった彼女たち。残念ながらハロプロとしてはデビュー出来なかったけれど、それでもアイドルとして頑張っていくという強い意志でここまで突っ走ってきました。

7人最後の雄姿、そしてこれからの雄姿を見てもらいたい。それは彼女たちの頑張りのためとか言うつもりはただのヲタクである私は言いません。私が勧める理由はただひとつ。「だってその方が楽しいから」。

*1:現在はYU-Mエンターテインメント株式会社に所属しているが、アップフロント系列

℃-uteが解散する前に書いておく

ついにこの日が来てしまった。
今日、2017年6月12日をもって℃-ute解散する。
2005年6月11日に生まれ、12年と1日。12年って。
2002年6月30日にキッズオーディションに合格してから15年。15年って。
人生の、青春と呼ばれる時間を、アイドルとして費やしてくれた。感謝しかない。

私が℃-uteヲタをやっていたのは、2007年~2010年頃だ。当時、娘。ヲタだった私は8期や留学生、吉澤卒業&藤本脱退という怒濤の流れにどこか疲れていた。そんなときハマっていったのがデビューして間もない℃-uteだった。
キッズオーデ当時、私は初めて年下の子達がハロプロに入ったことが嬉しかった。ネットなども見ていない小学生だったので、キッズという子供たちに対して批判や拒否反応があることも知らなかった。ただただ年が近い子達が入ったことが嬉しく、年下の女の子達をかわいらしいなぁと見ていた。
映画も観たし、がんばっちゃえ!のシングルVを買い、何度も見てパッケージの裏の顔写真と名前を一生懸命覚えた。ZYXもあぁ!もCDを買った。単純に曲が好きだったってのもあるけれど。
その後Berryz工房が結成された。当初はスターティングメンバーなどと説明されていたが結局入れ替わったりするなんてことはなかった。残されたキッズたちは非ベリなどと呼ばれながらハロコンに出たりしていた。H.Pオールスターズでうたばんに出た際は、中島ちゃんが目立ったりもした。
そんな活動ののち℃-uteという名前、グループが誕生した。体温情熱を表すために温度の℃と言われてもな、あとなんで発音変えるんだろ、なんて思ったりもしたけれど。よかったねぇ、なんて親戚のおばちゃんみたいな感じだった。
オリジナル曲なくてベリの曲を歌ったり、初めてオリジナル曲をもらったり、エッグから栞菜が加入したり、インディーズとしてCDをリリースしたり、大もてがきらりちゃんのEDになったり、ハロモニ。で貴理子さんや長山洋子さんに突撃したり、シングルより先にDVDでメジャーデビューだったり、ハロプロアワーで先輩とトークやソロで歌ったり、そういうのを見てきて、あぁ℃-uteってかわいいなぁなんて思ってたらめぐが脱退してしまった。つらかった。でも誰よりもつらかったのはメンバーだったろうなって。メジャーデビュー前にエースを失うなんて。そんな彼女たちが翌年無事にメジャーデビューして嬉しかった。よかったねぇってまた私の中の親戚のおばちゃんが出てきてた。
そう、ここまではどこか俯瞰で見てた。
そのわずか1ヶ月後、2007年冬ハロコンのDVD BOXを見た私はそのとき初めて「あ、かっこいい」と思った。ベリと℃-ute友情 純情 oh 青春という曲を歌ったのだけど、そのとき客を煽るメンバーたちを見てかっこいいなと思ったのだ。今まで見てきたつもりだったけど、いつの間にこんなに成長してたんだろう、って。どこかで「年下の子供たち」という意識があった私を置いて彼女たちは成長して「アイドル」になっていた。
そこからは早かった。前述の通りどこかふらついていた私の心は完全に℃-uteに捕まってしまった。映像を漁り、DVDを買い、どっぷりずっぷり。 JUMPという曲を聴いて「負けなんて認めない 私が決めるから 最後は絶対笑ってやる」という歌詞でメジャーデビューまでの道程を重ね泣くようになった。℃ヲタの完成である。
ありがたいことにその年、℃-uteは日本全国を回ってくれた。地元福岡にもいっぱい来てくれた。桜チラリは行けなかったけれど、めぐる恋の季節都会っ子純情のリリイベ、放課後のエッセンスにも行った。現場の楽しさを知り始めた頃だった私はどんどんハマっていく。都会っ子でレコ大最優秀新人賞を取ったとき、まぁボロ泣きですよ。紅白が決まったとき、まぁボロ泣きですよ。
キラキラした彼女たちを追いかけて、思い出が増え、心がどんどん潤っていく。そんな日々が重なって時は流れていった。
しかし2009年、私の推しは脱退してしまった。あまりにもショックでそのときドライブデートをしていたのだけど引き返してもらった。しばらく音信不通になった。彼には私の心の穴は埋められないと振ってしまった。7人の℃-uteは6人になった。
そして推しの脱退を和らげるように見つけた次の推しはその数ヵ月後卒業してしまった。最後を見届けようと人生で初めて遠征をした。NHK大阪ホールで見た彼女たちの笑顔と涙は忘れたくないと思う。6人の℃-uteは5人になった。
二人の推しを失っても、℃-uteが福岡に来てくれれば私は現場に行った。ただ、あの頃の福岡での℃-uteの客入りは正直良くはなかった。ハロプロ全体の空気もあるけれど、Zepp FUKUOKAは椅子を出して椅子ゼッパーなんて言われたりもしてた。それでも5人になった彼女たちは笑顔で歌い踊ってくれた。
ただ私は2010年頃に、より好きになってしまったスマや娘。に流れて、℃-uteをメインにヲタクをすることはなくなってしまった。℃-uteもしばらく福岡に来ることはなかった。
しかし、℃-uteは着実に力を着け、人気を集めていった。
2013年、℃-uteが久しぶりに福岡でイベントをやった。キャナルシティで行われた会いたい会いたい会いたいなのリリースイベントにはたくさんの人がいた。いつの間にこんなに増えてたんだという驚きがあった。そしてその年末、再び℃-uteZepp FUKUOKAでライブを行った。3、4年前は椅子ゼッパーと呼ばれていたとは思えない満員の客入りだった。あぁ、℃-uteの人気はすごいなと実感した。そして報われてよかったと思った。彼女たちが諦めないで走り続けてきた結果なんだなと。
その後も彼女たちはずっと走り続けて、ファンを増やし、アイドルが憧れるアイドルと呼ばれるようにもなった。
そして去年、解散することが発表された。
元℃ヲタでしかないけれど、その発表はただ寂しかった。追いかけた時間、それは私にとっても青春だったから、℃-uteが終わることは私の青春も終わってしまうことのような気がして寂しかった。
℃-uteはおばあちゃんになってもずっとそこにあるものだとどこかで思っていた。ずっと5人が笑いあって歌ってくれるものだと。
でもそんなことはないのだ。始まりがあれば終わりがあって、℃-uteにとっての終わりを彼女たちは選択した。
15年間、アイドルとして活動してくれたこと。
12年間、℃-uteでいてくれたこと。
私は全部を見てきたわけではないけれど、たくさんの思い出をくれた。
今日、℃-ute解散する。
私はこの青春に悔いのないよう、5人の姿をめいっぱい目に焼き付け、ありがとうを伝えようと思う。

ファラオの墓 太陽の神殿編を見てきた

モーニング娘。さんは毎年6月頃に舞台をします。なんだか英文みたいですね。

今年は6/2~池袋サンシャイン劇場にて「ファラオの墓」という舞台を行っております。

あらすじはこんな感じ。

 

今から四千年ほど前、エジプトは戦乱の時代であった。
小国エステーリアは強大な隣国ウルジナの国王・スネフェルによって滅ぼされてしまう。
 
エステーリアの王子・サリオキスは「ファラオ(王)の墓」を作る奴隷となって身を隠し、サリオキスの妹・王女ナイルキアは敵国ウルジナの神官の家で侍女となっていた。
 
そして、サリオキスはウルジナ城でアンケスエン妃と出会う。
二人は初対面で惹かれ合うが、彼女は宿敵スネフェルの婚約者だった。
一方スネフェルもナイルキアに出会い、互いの素性も知らぬまま恋に落ちてしまう。
 
やがて、サリオキスはウルジナに迫害された多くの部族を結集し伝説の戦士「砂漠の鷹」となって、スネフェルの城にむかって進撃を開始する。
 
運命にもてあそばれるサリオキスとアンケスエン、そしてスネフェルとナイルキア
ふたつの恋は、戦乱の嵐に飲み込まれようとしていた。

カタカナが多い!バカだからカタカナすんなり覚えられない!覚えられなさすぎてスネオキスとか言ってた。スネ夫かよ。

太陽の神殿編と砂漠の月編という主演ダブルキャストの2パターンです。

6/2の初日公演に行ってきました。太陽の神殿編なので工藤さんがサリオキス・石田さんがスネフェルですね。

去年の続11人いる以来の演劇鑑賞でした。いやぁ、生で観る舞台っていいですね。2階席だったんですけどね。斜め前の人が少し遅れてきた上に前のめりで観る人だったので舞台下手側前方は何をしてるのかさっぱりだったんですけどね。良い子のみなさんは必ず座席に背を付けて鑑賞してくださいね。始まる前に係のお姉さんが丁寧に案内してくれてるんですけどその人遅れたから聞いてなくてね。そんな愚痴はもうどうでもいいですね、はい。

というわけで以下ネタバレ含みながらだらだらと感想を書いていきますのでご注意ください。

 

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工藤さんの卒業についてあれこれ考えるとやっぱり今なんだよなぁって話

2017年4月29日、京都での昼公演にて工藤さんがモーニング娘。及びハロープロジェクトを卒業することが発表されました。

どう見えてるかわからないけどこれでもずっと工藤ヲタだったのでね。

数日経って考えてみた結果いろんな思いが溢れ出るので徒然と書いていこうと思います。無駄に長いよ!

 

発表されたそのとき私は何も知らずに会場近くの平安神宮でのんきに工藤さんのこれからの活躍を願っていました。スヤスヤと。

会場の前に戻りツイッターを見てその報せを知り、「まじか」と呟いた。私の前で地面に泣き崩れている女の子達がいた。工藤女ヲタさんたちがみんなで抱き合って泣いていた。会場前がざわざわしていた。

卒業を聞いた直後、率直に思ったことを言うと「ついにきたか」でした。

ヲタクと話すとき、度々卒業の話になる。推しの卒業、次に卒業するのは誰か、時期はいつか。そんな話をしているとき、私はいつも「工藤は女優になりたいって言って割りとすぐ卒業すると思いますよ」と言っていた。卒業後の次のビジョンが一番明確に見えているのは工藤だと思っていたからそれは本心だった。まぁいつ卒業がくるかわからないから常に覚悟しとけよっていう予防線、防衛本能の意味も含まれていたと思う。そう思いつつもどこかで工藤がリーダーの娘。を見たいとも願っていた。現実的思考と希望的観測。それはどちらも持ち合わせていて。だから卒業すると聞いたとき、少しの驚きと少しの残念がありつつも「そうか、今か」という納得が大半だった。「彼女の中では今だったか」と。

 

工藤さんの卒業について、早いという意見も見られた。でも私は早いとは思わなかった。この違いについて自分なりに考えてみました。こう思うことで自分の中の感情を処理し納得させようとしてるだけなのかもしれないので、まあヲタクが勝手なこと言ってんなって流してください。

たぶん、早いと思うのは“モーニング娘。工藤遥”として見ているからじゃないかなと。

歌割も少しずつ着実に増えていき、ダンス部に加入したりしてダンスポジションでも前に出てきて、13期の教育係になって、今年で18歳になるから仕事の幅も広がって、ここからハルちゃんの時代が始まっていく―――。だから今このタイミングでの卒業は早い。そう考えると早いと思うのは当たり前だと思うし、そういう視点だと私も早いと思う。モーニング娘。工藤遥を見ているんだからそう思って当然と言えば当然ですよね。

では芸能人・女優としての“工藤遥”として見た場合はどうか。

工藤さんが常々やりたいと言っていた学園ドラマ。主役はやはり10代の女優さんが多い。もちろん、20代でもやれないことはない。真野ちゃんだって20歳過ぎてからだった。でも周りはどうしたって若い。そして俳優業を主とした事務所の子たちに囲まれる。その子達はきっと演技の経験も積んでいる。数年後モーニング娘。として活動し22歳くらいで卒業したとしていきなり学園モノのドラマに出られるだろうか。

アップフロントは音楽事務所である。興行をメインとしたアイドル活動。年に一度舞台をやるけれど、どうしたって演技に関する経験値は少ない。

20歳を過ぎて学園ドラマに出て、一人だけ浮いてるような演技レベル。そんな姿はあまり見たくない。浮いていなければいいけれど、今の娘。の活動のままでそういう演技が出来るようになるのか。舞台演技とドラマ演技は違うだろうし。

前に真野ちゃんがハローにいるとスケジュールやアイドルという制約で出来ないことがあるから卒業して女優としてやっていこうと思った、みたいなことを言っていた気がする。(明確なソースがぽんと出せないので違っていたらすみません。)

毎年春と秋は単独のコンサートが30公演近くあって、冬と夏は合同のハロコンがあって、3月はひなフェス、6月には舞台、その他には握手会やリリースイベントが詰め込まれる。テレビラジオや雑誌取材、写真集撮影だとか書き物だってある。こんな状況で民放のドラマに出るのはやはりスケジュール的に厳しいように思う。いい意味でも悪い意味でもルーティンがアップフロントの特徴。そのスケジューリングで一人だけ長時間拘束の外部仕事の時間を割けるかって言われると微妙だと思う。外部からオファーが来たらそういうスケジュールも組んでもらえるかもしれないけれど、仕事じゃなく演技レッスンとしての時間は割けるのか。やはり微妙だと思う。

『演技をしたい』そういう気持ちを一人抱えたままでみんなと過ごすのは失礼だと工藤さんは言った。工藤さんらしいなぁと思う。

だったら卒業して女優一本として頑張りたい。彼女がそう思っても不思議ではないように思えるんだ。

 

やるからには女優工藤遥として活躍してほしいと思う。

だからこそ、工藤さんには外に出ていろいろ揉まれて壁にぶち当たって一度挫けてほしいと思う。

今の娘。メンで一番舞台に出ているのは工藤さんだし、主役級の役もたくさんしている。いろんな方に褒められて、自信もあると思う。

でもそれはあくまでもモーニング娘。ハロプロという箱庭の世界での話。

学園ドラマだとか、朝ドラだとかを目指したいというにはまだまだ課題は多い。滑舌や発声も成長していかなきゃいけないと思う。外の世界に出て、自分の実力を知って、そしてそこから這い上がってほしい。そしてそれはきっと若い今、早いに越したことはないと思う。若さゆえの力っていうのもあるだろうし。

今ほど歌割もなく後列で踊っている頃、毎年6月になると輝く人だと言われたこともあった。毎年ブログで役作りで悩んでることを吐露してくれた。壁にぶつかって考えて悩んでその世界を作りあげたときの達成感とかが好きなんだろうなって思ってた。

外に出て壁にぶつかって這いあがって経験を積んで。そうこうしてる内に年は重ねる。そう考えると17歳18歳での卒業の選択は決して早いとは思わない。

 

学校として例えるなら、

小学4年生の終わりにハロプロ学園へ編入し、

小学6年生のとき進学テストに合格しモーニング娘。というクラスに行き中高を過ごし、

高校3年生で次の夢を見つけそのまま内部進学ではなく外部の大学へ進学する。

そう考えるとやはりこの年齢での決断も早いことはないと思うんだ。上手い例えではないけれど。

2010年3月27日にハロプロエッグとしてお披露目されアイドルとしての活動を始めて、2011年9月29日にモーニング娘。に10期メンバーとして加入して。アイドルとしては7年以上やっている。10代の女の子にとっての7年って長い。私達ヲタクはアイドルとしての彼女たちを趣味として楽しむ。でも彼女たちはアイドルという仕事として人生として毎日を過ごしている。濃度がやっぱり違うと思う。短いなんて言えるわけがない。

 

今回の卒業発表に関して、ツイッターで「卒業を取り消してほしい」そんな発言もちょっと見た。もちろん寂しさからくる逃避の言葉だとは思う。

けど、17歳の女の子が一人一生懸命考えて悩んで出した自分の人生、夢への一歩の結論をファンである人が無碍にしないでほしい。

寂しい気持ちはわかる。私だって寂しい。でもその答えを否定するのは違うと思う。

受け入れられないなら受け入れられないでいい。

でも卒業は決まってしまった。時間は無慈悲に過ぎていく。嫌だ嫌だと言っている間にも工藤さんは前を向いて進んでいく。

何かを覚悟した人の目は強くキラキラと輝く。それを何度も見てきている。だから私はその瞬間の推しの姿を逃したくない。寂しいという気持ちに囚われて彼女を真っ直ぐ見れないのは嫌だ。もったいない。

 

今の環境って工藤さんにとってすごく居心地のいい環境だと思うのね。先輩からかわいがってもらって、一緒に笑い涙出来る同期がいて、慕ってくれるたくさんの後輩たちがいて。

でも夢のためにそこから旅立つことを決意できる工藤さんは強いと思う。

 

コンサート中、くっしゃくしゃに笑いながらメンバーとアイコンタクトを取る姿が好きだ。カメラ目線で決めてる姿も誰よりも楽しそうにジャンプする姿も汗だくで歌って踊る姿が好きだ。

京都での夜公演、そんなハルちゃんの姿を見ながら私は泣いてしまった。

それが見れなくなるのは寂しい。ただただ寂しい。だから泣いた。

モーニング娘。工藤遥が見れなくなるのは寂しい。あと何日、あと何回モーニング娘。工藤遥が見られるのかはまだわからないけれど、精一杯目に焼き付けたいと思う。

 

思うことはたくさんあって、でも書きたいことがまとまらなくてこんな文章になってしまいました。

まぁつまりは『仕方のないことは仕方のないこととして受け入れるのがドリューの主義よ』というハム恵ことドリューの言葉通り、卒業は決まったのだからあとは楽しむだけですよって話です、はい。