ハロヲタ備忘録として書き残しておく

ハロプロ楽曲大賞’16について

ハロにはありがたいことに自分たちで新しい楽しみ方を見つける人種がたくさんいます。

2002年から続いているハロプロ楽曲大賞もその一つだと思います。

簡単に言うと非公式に行われているファンが選ぶその年の曲の人気投票です。

歴代の結果は以下の通り。

 

2002年 I&YOU&I&YOU&I タンポポ

2003年 スクランブル 後藤真希

2004年 浪漫 ~MY DEAR BOY~ モーニング娘。

2005年 スッペシャル ジェネレ~ション Berryz工房

2006年 青空がいつまでも続くような未来であれ! モーニング娘。

2007年 笑顔YESヌード モーニング娘。

2008年 リゾナントブルー モーニング娘。

2009年 ライバル Berryz工房

2010年 Danceでバコーン! ℃-ute

2011年 有頂天LOVE スマイレージ

2012年 初恋サイダー Buono!

2013年 ロマンスの途中 Juice=Juice

2014年 イジワルしないで抱きしめてよ Juice=Juice

2015年 大器晩成 アンジュルム

 

音楽というのは聴くとその時のあれこれを思い出す力がありますから、こうやって振り返って見てみるとあぁこんなことあったなとか思い出せて楽しいですね。

1位だけでなく順位やポイント、投票人数なんかをじっくり見ていくとこの年は激戦だったんだなとかいろいろおもしろいので興味のある方は調べてみてください。このときにはまだこの曲あまり評価されてなかったのかなとかそういうのも発見できると思います。

2012年頃からSNSの普及などにより楽曲大賞に参加する方が増え昨年2015年は最多となる投票人数となったそうです。すごいですね。完全なる非公式ヲタのイベントなのに、ヲタクたちがみんなで楽しんでいる。

そんなことを言ってる私ですが楽曲大賞の存在は知っていたものの実際に投票し始めたのは2011年頃です。そんなもんです。

 

というわけで今年自分が投票した楽曲や選考理由など、その他惜しくも漏れてしまった楽曲について書いていこうかなと思います。

ただの備忘録としてですので、詳しい音楽知識なんてものはなくヲタクの戯言です。

 

 

1位 泡沫サタデーナイト!/モーニング娘。’16

2位 夢幻クライマックス/℃-ute

3位 ムキダシで向き合って/モーニング娘。’16

4位 人生はSTEP!/℃-ute

5位 チョット愚直に!猪突猛進/こぶしファクトリー

 

実際に投票した順位を早速書いてしまいますが、この通りです。

1位は泡沫サタデーナイト!

これはもうね。なんといっても“楽しい”。この一言に尽きる。初めて聴いたときにワクワクした。待っていたんだ、この音たちを。待っていたんだ、この笑顔たちを。こんな感じ。私は楽しさを欲していたんだ。そんな感じ。

近年のモーニング娘。さんはフォーメーションダンスを魅せるかっこいい曲が多かった。それはイメージ戦略として大事なことだと思う。そしてそのイメージに合ったかっこいいキメ顔多めのMVになる。

それはそれで好きなのだけど、でもこの泡沫は楽しい。つまりMVでメンバーみんなが笑顔になる。それがいい。

やっぱり楽しそうにしてる姿を見るとこっちまで楽しくなる。ただそれだけ。アイドルがどういう存在かはその人その人によって違うと思う。私は楽しそうにしてる姿を見たい。そして自分も楽しくなりたい。そういう人なのでこの曲は好きだ。単純である。それでいい。

MVと言えば、「踊りたい!」「止まらない!」「サタデーナイト!」のテロップを画像にコラージュして楽しむ所謂泡沫コラなんてものも流行った。

ヲタクが自分たちで楽しみを見つけ、勝手に遊ぶ。そういうのが好きな人なのでやっぱり面白いなぁと見てた。そういうブームというものも作ったっていうのはこの曲の魅力でもあったと思う。

あと58秒で終わってしまうDJパートで卒業を控えた香音ちゃんを起用するというのもまた泡沫を表現していて好きだった。卒業してからこのパートを誰かで固定するのではなくメンバーで回していくというのもみんなで歌って盛り上がる感じがして好き。

楽しさゆえの寂しさを泡沫に掛けてるのかな。テキトーだけど。そういうのも好き。

金曜の夜じゃなくて土曜の夜ですからね。終わりがもう見えている。明日になれば月曜が明日になってしまう。でも楽しみたい。そういうのを忘れて夢中で楽しみたい。週末の現場を楽しみに生きているヲタクにぴったり。

フライデーナイトはお願いモーニングで、サタデーナイトは泡沫です。

なんだかんだ書きましたが結局は楽しい。これに尽きる。

 

2位は℃-uteの夢幻クライマックス。

この曲を初めて聴いたのはハロステでのMV公開時。個人的にハロステは何かをしながら流してることが多い。ながら見です。この時もたぶん再生ボタンを押し、スマホか何かを弄っていた。いつものOPが流れる。音だけを聞き視線は依然スマホのままだった。その時だった。ピアノの旋律が響く。その一音ですべてを奪われた。顔を上げ、視線はテレビへと向く。そこからはもう釘づけだった。ただただそのかっこよさに目を奪われていた。かっこいい。世界観が完成されていてすごかった。元からない語彙がさらになくなる。「なんかドラマの挿入歌にありそう」それが初めの感想だったかもしれない。音楽的知識もなにもないのでこれがショパンだのハ短調だのなんだのってのは知らない。クラシックとアイドルの世界。その融合は綺麗なものだった。

作詞作曲は大森さんだというのを後から知った。本当に申し訳ないのだけれど「あっ、こんな曲も作れるんだ」という驚きがあった。大森さんが作った曲というとアプガの(仮)は返すぜやきっかの歯をくいしばれという曲のイメージだった。こういうとなんだけれど、サブカルアイドル臭というか、正直好みの曲のタイプではなかった。(本当ごめんなさい)

だからさらに衝撃だったのかもしれない。

黒く暗いゴールドの背景とメンバーの白い肌と赤い口紅のコントラスト。MVも良かった。言ってしまえばハロにありがちなダンスシーンとアップのリップシーンと適当なイメージシーンの繋ぎ合わせである。それでも目を奪われたのはその色が綺麗だったからだと思う。

しばらくMVを繰り返し見ていた。ずっと聴いてた。それくらい好きになってた。

歌詞にメンバーの名前が入っているというのも、ベタなのかもしれない。けれど、2番には脱退や卒業をしたメンバーの名前も入っていて、さらにめぐが脱退したときの岡井ちゃんの発言を入れている*1というのは愛があって好きだ。

 出来ればこの曲を、この曲を歌い踊る℃-uteというグループをもっと世間に知らしめてほしかった。魅せつけてほしかったな。なんてね。

 

3位はムキダシで向き合って。

この曲を初めて聴いたのもMVだった。MV試写会というイベントで初出しだった。

ワクワクしながら見ていた。見終わったときの感想は「あっ、好き」。

この曲の何が好きかというとメンバーみんなのそれぞれの声が聞こえること。Aメロ~Bメロでテンポよく入れ替わるように続いていくソロパート及び2人ユニゾン。それが好き。音のハマり方がいい。

モーニングさんは誰かがフィーチャーされてメインを張るのが主流だけれど、ユニゾンよりソロパートを聞きたい人間なので差はあれど一人一人の声が聞こえるこの曲が好き。1位に選んだ 泡沫もこういった理由が含まれると思う。

あと工藤さんのサビの低音コーラスがかっこいい。アプカミのレコーディングで見れるので一度聴いてみてほしい。Aメロにファルスがいるし、セリフのスッピンのあなたで勝負できる?部分は完全にプロアクティブのCMである。楽しい。


アプカミ#44 モーニング娘。'16「セクシーキャットの演説」 MV裏側、&「ムキダシで向き合って」ボーカルREC映像、杉田二郎、アプガライブ映像、トランスポートの裏側 ほか (11/25/2016)

 MVについて書くと視覚が楽しい。

 これもまたダンスショットとリップシーン、イメージシーンの繋ぎ合わせなのだけど、代わる代わる映るメンバーの顔やパーツで見ていて飽きない。万華鏡で小田ちゃんが出てくるところとか最高。「小田ァ~」ってなる。蛍光塗料のシーンもかっこいいですしね。二人シーンの秘密を共有してそうな感じと言うか契りとか交わしてそうな感じというかなんかゾクゾクします。次々変わるから目を離せない。工夫次第でこうも変わるかという作品だと思う。

 

4位は℃-uteの人生はSTEP!

リズムがオシャレ。こういうのはきっとスウィングというジャンルなんだと思うけど音楽音痴なので誰か調べてください。個人的には指パチンが似合う音楽っていうジャンル分けしてる。

これを聴いたときはひなフェスだかハロコンだったかだと思うのだけど、「あぁ好きだなぁ」って思いつつ聴いてた。久々に℃で好きな曲だなって。こういう曲ってライブだとコールも入らなくて受けないからやっぱり自分もライブで聴くと手持無沙汰になるけれど、身体はリズムを刻んでそれでも好きだって思えるから良い曲だと思う。心は楽しんでる。リズムを楽しんでる。ライブよりも家で聴きたい感じ。今の℃に合った曲だなって。こういう曲も出来るし、この曲をA面に持ってこれるってのも今の℃の強さなのかなって。

5人以前の℃を見ていた自分としてはタップダンスも懐かしいなって思ってた。抜きにくい釘、引き抜きにくい釘。アプカミにはタップRECまであります。

 

5位はこぶしファクトリーのチョット愚直に!猪突猛進

キャッチーさがすごい。これもまたアプカミを見てほしいんですけど、楽器レコーディングがすごい。アプカミを見るとこの事務所は音楽事務所だなぁってなります。当たり前なんですけど。巷で噂になりましたが、オルガン演奏がもうすごいの。パッと見、デタラメに弾いてんじゃないかって思うけどフットペダルもすごいの。あとおじさんの靴下かわいい。何がすごいって、こんだけすごい演奏させておいて実際CDになるとバックでほとんど聴こえないっていうね。贅沢か。そういう贅沢が出来るっていうのもすごいなぁって。

あとキャッチーさがあるってことは飽きが早いんじゃないかと危惧してたんですけど、あまりそういうこともなくライブで聴いたらやっぱり盛り上がるしってことで投票しました。

 

 というわけで自分が実際に投票したものはこのようになりました。ポイント配分はデフォルト通りです。毎年どこかのグループに偏るのはなるべく避けるよう意識してるんですけど、今年は娘。か℃って感じになってしまいましたね。

ちなみに投票しようと思って惜しくも漏れた楽曲はこんな感じ(順不同)

・ENDLESS SKY…2番ラスサビの泣くわけないでしょは泣くでしょ。

・忘れてあげる…メロディーに哀愁セピアがあって好き。勝田さんの「小さな小さな恋の歌」が至高。莉佳子の声がまたいい。

・君という仮説…幾星霜なんてフレーズが出てくるのは雨子、君しかいない。

桜ナイトフィーバー…好き。春のお祭り感あって好き。でもこれはこぶしじゃなくてハロみんなで歌ってほしかった。(ひなフェス厨)

糸島Distance…メロディーが好き。ちょいちょい出てくる福岡の地名で情景を妄想するのも好き。だけど好いとーとって普段使わないし、ドライブならフェリーに乗らなきゃいけない能古島より志賀島の方が行きやすい気がするからTOP 5落選。(現代っ子博多っ子)

・セブン☆ピース…平和を嘆き願う歌。2番Aメロの関根さんの歌声は切でよい。

・愛はまるで静電気…かわいい。普通の恋の歌でありながら℃の背景を知ってるとグッとくる感じ、二面性を持つ歌詞がよい。そしてかわいい。

 

 

続いてはMV部門について。

1位 セクシーキャットの演説/モーニング娘。’16


モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』(MORNING MUSUME ‘16[Sexy Cat’s Speech])(Promotion Edit)

 気ままな猫3匹がイタズラをしかけまくって最後にはみんなでわちゃわちゃ合戦になる流れが曲の盛り上がりと相まっていい。開戦のきっかけになる本を投げる飯窪さんがまたいい表情なんです。工藤キャットにちょっかいかけられて真顔になりきれてない野中ちぇるがまた愛しいですよね。あと猫でもないのに地球儀これでもかってくらい回してるちぇる。

 

2位 愛はまるで静電気/℃-ute


℃-ute『愛はまるで静電気』(℃-ute[Love Is Like Static Electricity])(Promotion Edit)

かわいいは正義。綺麗なお姉さんたちがいっぱいいてかわいい。それだけでいいじゃない。五者五様のかわいさが揃ってる。夢幻クライマックスも好きだからどっちに入れようか迷ってこっちにしました。アップフロントさんはもっとかわいいを追及してもいいよってメッセージも込めましたが非公式の投票なのでなんの意味もありませんでした。

 

3位 ランラルン~あなたに夢中~/カントリー・ガールズ


カントリー・ガールズ『ランラルン〜あなたに夢中〜』(Country Girls [Ran Ra Run ~crazy about you~]) (Promotion Edit)

これもまたかわいいMV。カントリーらしいコミカルなかわいさに仕上がってるなぁって。ゴシックや目に♡ってかわいいさのベタだけれど、お人形さんらしいカントリーのかわいさと言いますか、カントリー劇場が詰まってるようなMVだと思う。

かわいい子がちょびヒゲつけてるのが好きという嗜好の持ち主なのでこれは最高でした。ちょっと意味わかんないって方は、テレフォンGOALの安倍さんとかええねんでのあやちょとかかわいいから見てみてください。伝わらないと思うけど。

 

というわけで楽曲大賞についてはこんなかんじですかね。まぁ意外性はあまりないと思うけれど、どうなんでしょう。

自分の好みを好き勝手語れる場って実はあまりないので、こうやって書き記せて楽しかったです。これもまた来年とか振り返って読んでああだこうだ言うんでしょう。それもまた楽しみです。

 

最後にひとつ。

 

まろはもっと作詞がんばれ

 

以上です。ありがとうございました。

*1:「いつも褒めてくれた 叱ってくれた きっと楽になるし寂しくなるね」の部分